
こんにちは。
今回もまた司馬遼太郎です。
新潮文庫による短編集、「果心居士の幻術」。
6つのお話が入っております。
やっぱり好きなんですよねぇ。司馬遼太郎の本。なんでかわかりませんけど。
文体なのか、雰囲気なのか…。うーん、謎ですね。
今回は特に話すこともないですね。
面白かったです。はい。
個人的には「八咫烏」という話が好きでした。
海族と出雲族の両方の血を受け継ぎ、海族と共に育った八咫烏。
顔が出雲族の顔立ちとそっくりだったため、何十年も海族によって仲間外れにされ、さげすまれてきました。
そんなある日、海族は出雲族と戦争をするにあたって、その案内人として八咫烏を抜擢。
海族と共に物事に参加できる嬉しさのあまり「出雲族、討つべし」と意気揚々と出発した八咫烏。
ところが彼は、自分の顔立ちと似ている出雲族が海族に嬲り殺される様を目の当たりにして、動けなくなってしまうのです。
まぁその辺は読んでのお楽しみで。
なんとなく、印象に残る話でした。
司馬遼太郎が好きっていう人はいらっしゃいますかね。
僕もそんなにたくさん読んだわけではないんですけど、もし好きっていう人がいたらいつか喋ってみたいですね。
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